※本記事は筆者の個人的な考えが多分に含まれています。ご注意ください。


最近eSports市場が急成長し、その影響で一般市民に注目されるようになってきました。先日行われたシャドウバース世界大会でも、1億円という巨大な懸賞金が掛けられたことは記憶に新しいですね。またeSportsが東京オリンピックの正式種目にも決まるなど、今後ますますの発展を遂げると考えられます。

一方で日本のeSports市場は発展途上であるがゆえ、「プロ選手に対する待遇があまりよくない」と言われています。ある記事によれば、日本を牽引するプロ格闘ゲーマーの梅原氏でも、年収が2000万~4000万程度であると言われています。
トップでこれですので、末端のプロゲーマーはより安いと考えられます。しかもプロゲーマーは結果を求められるので、いつ解雇されてもおかしくありません。「そのような不安定な職なのに、給料が低いのは問題がある」と,私は考えます。(リンク
また日本にはゲームで生活するという土壌がまだ完成されていないため,社会からの風は冷たい傾向にあります。

というわけで本日は、eSports市場でプロゲーマー、その中でも特にデジタルカードゲームで活躍する選手が安定して生きていくためには、今後どのようにすれば良いのか?といったことについて、主にシャドウバースをモデルにして、述べていきたいと思います。

0)まずは、着目する部分を絞る
安定した生活を贈る為には、様々なポイントがあります。例えば給料であったり、社会保障であったり、有給休暇や残業時間などがありますね。
その中でも今回は、給料や社会保障などを含む「収入」「社会的地位」に着目したいと思います。
窮屈な社会のイラスト(男性)ソーシャルゲーム疲れのイラスト(時間とお金)
※現状プロゲーマーの肩身は狭い・・・

1)経営者および世間のeSportsに対する価値観が、良い方向に変化するには?
● eSportsをやっている人の社会的地位は低い?
以下の意識調査によれば,eSportsに対して6割強の人が興味を持っていないと回答したそうです。またその中には当然前向きな意見もありますが,「ゲームは遊びのひとつであり、スポーツ競技とはとらえにくい」や「暗いイメージ」などと言ったマイナスの意見も寄せられたそうです。リンク5
また給料未払い問題などの深刻な現状がも報告されています。リンク6

私個人の意見としては,現状「eSports=ただゲームをしている人」,もっと悪く言えば「遊んでお金をもらっている人」のような意見を持っている人が,まだまだ多いと感じています。実際皆様の周りにも,おられるのではないでしょうか?

つまり「eSports従事者=社会的地位が低い人」といった印象が,日本社会では未だに根強い傾向にあると考えられます。

これはおそらく事実であり,今後eSportsを発展させていく上で,乗り越えなければいけない部分であると考えます。
VRゲームをプレイする人のイラスト
「ゲームでお金を稼ぐこと」に抵抗感を覚える人も少なくない

● 社会的地位を上げるには?
社会的地位を上げるとは,【「あの職についている人はすごい。頑張ってるし,社会の役に立っている。」のような印象を,多くの人が持つ】であるとここでは定義します。またその上で【生活できるだけの給料が支払われる】ことが,安定した生活を手に入れるためには必要でしょう。
では,どのようにすれば良いのでしょうか?少し具体性を交えて述べていきます。


①「楽をしてお金を稼いでいるのではない」といった事を認識してもらう
日本では「ゲーム=遊び=それでお金を稼ぐのは悪」といった風潮を持っている人が,一定数存在します。「働かざるもの食うべからず」といったことわざもあるように,「苦労して働かなければ,お金をもらってはいけない」といった考えも根底にあるのでしょう。電子の世界ですので,努力している部分が見えにくいことも,この考えに拍車をかけていると私は思います。

しかし本当に「eSports関係者は楽をしてお金を稼いでいるのでしょうか?そういった人ももしかしたらいるかも知れませんが,大部分はそうでないと思っています。
プロリーグを放送しているabemaTVなどのコメントを見てください。誹謗中傷の嵐です。メンタルの強弱はあれど,あれを見てダメージ0というプロは少ないと考えられます。
加えて勝敗が関わる世界です。練習もしっかりしなければなりませんし,負ければ解雇の可能性もあります。給料だって十分にもらえていない人は多いはずです。メンタルおよびフィジカルに多大な負荷をかけていることは間違いないと思います。

そのような厳しい現状を,もっと全面に押すべきだと私は思います。そして「プロゲーマーも頑張っている」という印象を,一般の方に持ってもらうことが大切だと思います。そうすれば,多少なりとも社会的地位が向上すると考えます。
具体的には「プロゲーマーが実際に書いた社説」や「マネージャーから見た選手の実態ブログ」などを出すべきだと考えます。TVで取り上げてくれるのが,一般市民に伝えるには手っ取り早いとは思いますが,それは企業側が判断することですからね。
コンピューターで目が疲れている人のイラスト
プロゲーマーだって頑張ってる それを知ってもらうべき

②お金を集める能力があると,認識してもらう
一般市民だけでなく,雇用側もプロゲーマーを低く見ている可能性があります。そうでなければ,給料の未払い問題が発生するはずがありません。これは経営陣側の問題が大きいでしょうが,だからといって「経営陣の変化を指を加えて待つことも違う」と私は思います。ではこのような状況を,どのように改善すれば良いのでしょうか?

一つ考えられるのは,「プロゲーマーは金を稼ぐ能力がある」と認識してもらうことだと考えます。それはなにもゲーム大会の賞金だけではありません。
人には適材適所があります。たとえプレイングが他のプロと比較して低かったとしても,解説としては一級の能力を持っているかもしれません。私のように話すことが苦手でも,文章化は得意な人もいるかも知れません。どのような形でも良いです。とにかく色々な仕事に触れて「利益を発生させる」ことが大切なはずです。そうして行けば,経営陣も「プロゲーマーはお金を恒常的に稼げるから,給料も少し色をつけてあげようかな」となるかもしれません。

もしそれでも給料が上がらなければ,プロチームで色々な経験をして,独立することを視野に入れても良いかもしれません。
とにかく何かしらの行動が必要だと私は思います。
実況アナウンサーのイラスト
いろんな形で仕事をすれば良いと感じます

③カードゲームの利点を活かして、社会福祉に貢献する
DCG(デジタルカードゲーム)の利点と聞いて,皆さんはどのような事を思い浮かべますか?色々あると思いますが,私は「スポーツが苦手な人でも,勝負の舞台に立てる」ことがかなり大きいと思います。実際私も運動が苦手で負けてばかりですが,カードゲームではある程度他者に勝つことが出来ます。その体験は私にとって非常に良い影響を与えていると信じています。

これは身体的に困難を抱える方々などにも適していると私は思います。
例えば病院に訪問して、困難を抱える子どもたちと一緒にゲームをしても良いかもしれません。シャドバにこだわらなくても、トランプなどで良いと思います。それをTVのニュースで取り上げれば、より良いですね。とにかくそういった活動をしていけば、多少なりとも世間の目は変わると考えます。

まあ偽善だ、儲けのための活動だと思う方もおられるかもしれませんが、「やらない偽善よりやる偽善」として捉えるべきかなあと私は思いますね。
入院のお見舞いのイラスト
体が思うように動かなくてもプレイできることは,カードゲームの利点だと私は思います

2)ゲーム自体の売上を伸ばすために,何が必要なのか?
● どのような層をターゲットにする?
プロゲーマの給金はゲームの売上から発生しているので,当然ゲームの売上が伸びなければ,給料など上がるはずがありません

その売上を伸ばすため色々な方法がありますが,まずは多くの人がそのゲームをやる必要があります。「一部の人が大量に課金をする」よりも、「多くの人がちょっとずつ課金する」ほうが、結果としてお金が集まるからです。
私は【今までカードゲームをやってこなかった人】や【初めてスマホを買ってもらった中高生】【海外勢】などの、いわゆる初心者層を狙い撃ちにすることが、賢い方法だと考えます。
ではそのような層を取り込むためには、どのようにすれば良いのでしょうか?

①段階的にゲームのシステムを覚えられるようにする
シャドウバースに限らず、カードゲームは新しいカードが登場するたびに、システムが複雑になっていきます。それは仕方のない部分なのですが、初心者としてはその複雑なシステムが壁になります。

今のシャドバでいえば、「カードのコストやスタッツ」「ファンファーレ」「ラストワード」などの基本的な部分をまず覚え、次に「各クラスの特徴」を覚える必要があります。最近では「アクセラレート」や「自傷回数によって変化するカード」などの新しいシステムが入り、はっきり言ってかなりややこしいです
かといってそれらの複雑なシステムを排除すると、シンプルすぎてeSportsとしての面白味が半減します。

なので私は解決策として、「ゲームの開始時は使えるカードを制限して、段階的にカードの効果を覚えていけるシステムを作るべき」だと主張します。
例えば「①始めの3回のバトルは、バニラカードのみのデッキで戦うよう制限する」「②次の3回は、ファンファーレ能力をもったカードの制限を解除する」「②次はスペルとアミュレットの制限を解除する」・・・といった感じですね。一緒にミッションをくっつけて、クリアすればパックがもらえるようにすればなお良いでしょう。

上に出した解決策はあくまで例ですが、初心者層を取り込むためには、ゆっくりとシステムを覚えてもらうことが必要だと考えます。ましてやDCGならそういったチュートリアルを付けやすいはずです。
このような対策を、シャドバもやったらどうかなあと思いますね。
初心者マークをつけて運転する人のイラスト

はじめてのことは,誰しも困難を覚える

②レジェンドカードに対する依存度を下げる(ゴールド以下のカードを強くする)
特にローテーションデッキに言えるのですが、最近使用エーテルが多いと感じます。例えばロイヤルなんて半分以上がレジェンドですし、ドラゴンも1/3程度がレジェンドカードです。マナリアウィッチ等は比較的安いデッキですが、初心者が回せるデッキではありません
しかもローテーションは環境ごとにカードが使えなくなっていくので、余計に出費がかさみます。

つまい現時点では、「環境の中心にいるデッキが軒並み高いため、初心者は各リーダーのデッキを作りにくい状況にある」と言えます。これでは人は増えないと私は思います。微課金で済むならまだしも、大量に課金しないと好きなデッキが作れないゲームなぞやりたくないでしょう。私も同じような意見を持っています。

よって「レジェンドカードだけではなく、それ以外のカードも強くすべき」だと主張します。そうすることで色々なリーダーを使えますし、「ちょっと課金したら色んなデッキが作れるのか・・・じゃあちょっとお金入れようかな」となるかもしれません。

まとめると、もうちょっとレジェンドとそれ以外の格差を少なくしてどうぞってことですね。私もそのほうがありがたいですし。(本音)

※そういった意味では、運営がマゼルベインを作ったことは英断だったと私は思っています。

トレーディングカードのテンプレート(青)
※高いカードが強いことは当たり前だが,それだけでは初心者が困る

③萌え系カード以外のカードを増やす
これは海外チームの人から聞いた話なのですが、日本人と異なり、外国人の一部の人は「萌え絵」に対する印象が良くないそうです。私にはなかった視点なので、目から鱗が落ちました

つまり萌え絵ばかりを追加すると、「日本人受けはする海外受けはしない」ゲームになり、結果として売り上げが頭打ちになります。当然萌え絵に抵抗感がある日本人も多いので、改善すべき点だと私は考えます。

よって萌え絵を追加するのも良いのですが、「獣系」や「かっこいい系」などのカードをもっと充実させるべきだと私は主張します。そうすれば多少なりとも海外勢が振り向いてくれるかもしれません。
当然既存のユーザーの好みに合わせることも大事だと思います。要はバランスですね。
アイドル歌手の女の子のイラスト(将来の夢)
※萌え絵とは,日本独自の文化 海外に受け入れられるかどうかは,また別のお話

3)終わりに
いかがでしたでしょうか?この様な社会的な記事を書くことは初めてだったので、不備が多少あるかと思います。ご指摘いただけますと幸いです。
また本記事は特定の個人を攻撃するものでなく、あくまで一般的な話をいたしました。その点ご理解いただけますと、筆者としてはありがたく思います。
それではこのへんで。次は新環境の記事を書きますね。


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